第七回 沼津白隠塾フォーラムと掛搭

 

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平成30年3月31日、車で沼津へ。本ブログでお知らせしたとおり、「第七回 沼津白隠塾フォーラム」が開催されるために、物販に出向いてきました。

春爛漫でかすんで拝むことは難しいだろうなぁと思っていたのですが、このように雄大な富士山が出迎えてくれました。

blog_MG_8392.jpg今回は「白隠禅師物語」と題され、第一部は塾長の芳澤勝弘氏による講演「白隠と仙厓」。特徴のある禅画で知られる二人の禅僧。その根底には実は古月派の影響があったという内容のお話。

blog_MG_8395.jpgまた第二部は白隠禅師の開かれた三島市龍澤寺の師家・後藤榮山老師による講演「白隠禅師物語」。白隠禅師のご生涯をお話しいただき、今の宗門に残された影響について説かれました。

今までもたびたび物販に伺っているため、おなじみの顔も見えるようになってきた聴衆の方々、熱心に聞き入っておられました。また書籍もたくさんお買い上げいただきました。

blog_MG_8389.jpgじつは私事ですが、このとき、翌日に龍澤寺に掛搭する弟子(息子)を同行させておりました。これから参じることになる老師のお話を聴かせておきたかったのですが、講演後、とてもいいお話だったと、初めて尊顔を拝した弟子は喜んでいました。

その夜は、私が龍澤寺に掛搭する前夜にもお世話になった近くのお寺に投宿させていただきました。ご住職も副住さんも同じく龍澤の会下であることもあり、道場の話をいろいろと伺うことができ、本人も少しリアルに感じることができたようです。

翌朝6時半に龍澤寺山門前に送り届けました。この朝もおおらかな富士山の勇姿を見ることができました。

そして、昔から変わらぬ伝統的な行脚姿に身を包んで参道を登っていく弟子を、感慨深く見送ったのでした。
龍澤寺にいると、これからも富士山の雄大な姿をたびたび見ることになると思いますが、きっとそれも自分の安心に繋がることでしょう。

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