来年の誠拙周樗禅師の遠諱に向けての墨蹟調査に、先般、東京や山梨を回ってきました。27本の軸を撮影するのに丸二日かかりました。
その始まりが八王子市にある南禅寺派の専門道場、廣園(こうおん)僧堂。丹羽慈祥老師が遷化されたので、今は縁あって、大本山向嶽寺派管長の宮本大峰老師がこちらの僧堂の兼務もされておられます。
実は私、初めてお訪ねしたのですが、こじんまりとした中にも凜とした空気。さすが専門道場です。ちょうど当日は坐禅会があったとのことで、宮本老師もおいでになり、久しぶりの相見がかないました。
三幅対の調査を終えて機材を車にしまい込むと、ちょうど境内の桜の大木が盛りなことに気がつきました。今年はホントに桜の開花が早かったですね。
シニアカメラマンの方が数人訪ねてこられています。というわけで私も負けじと自分のカメラを持ちだして撮影会。
関東ではもうすっかり桜も終わってしまったでしょうが、廣園僧堂を訪問した思い出として掲載しておきます。