一昨日の土曜日に奈良市にある法華寺に行って参りました。ちょうど梅雨の晴れ間の日。
開基・光明皇后様の命日(6月7日)に併せて国宝十一面観音菩薩の特別ご開帳(6月5日~10日)なのでした。
たった5日間のご開帳なので、もっと多くの方がご参詣かと思いきや、そうでもなくゆっくりと拝むことができました。毎年されているからなのでしょうね。
ちょうど花菖蒲も綺麗な時期、本堂前の池に涼しげに咲いています。
本堂に入ると、正面の厨子が開かれ、国宝の十一面観音を拝むことができます。頭上に十一面を乗せたお顔は明るい表情で、とても手が長いのが印象的。背中には蓮の花が槍のように突き出ています。
静かに観音普門品世尊偈をお唱えしてきました。
奈良の中心地からは少し離れたところなので静かです。今年のご開帳はもう終わってしまいましたが、また来年以降でも同じ時期にご開帳されることかと思います。国の史跡に指定されている池水回遊式庭園も拝観することもできます。