サンガセミナー2018 4回目「仏教美術鑑賞入門」と「軸を鍛える一人整体法」終了

 

blog2018-10-26-09.45.jpg先週金曜日、2018/10/26には、本年度のサンガセミナー第4回目の2講座を、京都市上京区の法輪寺(だるま寺)にて開講しました。

午前中は、花園大学歴史博物館館長の福島恒徳先生による「4-1 仏教美術鑑賞入門 -仏像・仏画・禅画を読み解く-」。今年度から初めて開講した講座ですが、24名の受講者となりました。
図像論と様式学というと小難しいですが、写真を見せながら仏像の形を説明いただきました。これだけでも詳しくやれば時間がいくらあっても足りなさそうなのですが……。
おもしろおかしく話が脱線するもので、時間がどんどん過ぎていきます。

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そして、禅画の話もつけていただいたので、さらに内容が広範囲になってしまいましたが、意外と知らないことだらけ。私はその標的にされてしまい、受講生の皆さんの店ざらしになってしまいました。

ある禅寺の方丈襖絵には狩野永徳による、鶴と梅が描かれているけれども、それはなぜかわかりますかと……。

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皆さんはいかがですか? 先生の論なのだそうですが、なるほどと納得のいくご説明をいただきました。

 

午後は、去年から開講している「4-2 軸を鍛える一人整体法」です。禅文化研究所から刊行している『プチうつ禅セラピー』や今年の新刊の『イヤイヤ鍛える健康法』の執筆者でもある樺島勝徳先生(京都嵐山・薬師寺住職)による実践講座。皆さん、動きやすい服装を準備して貰い、実際に身体を動かして確かめて貰います。こちらも19名の参加者でした。

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簡単な動きなのですが、それによって体幹を整える筋肉が鍛えられる運動とか、自分でしかわからない片寄っている身体をまっすぐにしていくには、きちんと必要な筋肉を鍛えなければならない。整体に行っても、すぐに元に戻ってしまうのが我々の身体なのだから、自分で鍛えて調えていくのがいいのだという教え。

大きな動きをしているわけではないのに、身体の内側から暖かくなっていきました。

 

blog_2018-10-26-13.40.jpg受講いただいた皆さん、お疲れ様でした。

内容の濃い講座だったという声も聞かれて、とてもありがたいことでした。