各地で紅葉深まる中、秋晴れの日曜日に鈴鹿山系の御在所岳(標高1212m)へ登ってきました。この御在所岳は花崗岩の山で、特に中道という登山道はかなりの岩場があるようです。
以前から登ってみたい山の一つでしたが、ここはロープウェイもあり一般の方も多くみえています。
私は友人達と鈴鹿スカイラインの滋賀県と三重県の県境にある武平峠から徒歩で御在所岳の三角地点を目指しました。
リーダーのいうのには、朝早く登山口に行ってないと、車を停めるところがないとのこと。そこで、まだ薄暗い朝5時半に現地についたのですが、すでに沢山の車が停まっていました。
なんとか便乗していった2台の車を停め、明るくなり始めたところで登山開始です。
朝日に照らされながらというものの、やはり山はひんやりとさむいのです。そしてここは岩場の多い山。私も含め初心者もいるので、リーダーの指導のもとゆっくりと登坂していきました。
中道登山道ではなくても、こちらのルートでも岩が多く、何ヶ所か岩場があります。滑らないように注意して登ります。
あまりに天気がいいので、すばらしい絶景も拝めます。三重県側を見ると、なにやら黄金に光っているように見えました。
そう、伊勢湾なのです。
登山道あたりはもう紅葉はすっかり終わっていてブナの木なども落葉してしまい、枝が残るのみ。
もくもくと登っているようにみえますが、途中で何度も休憩タイム、写真タイムをとり、ワイワイと賑やかなこと。富士山に登ったときの話なんかも交えながら脚を運びます。途中にはもう降りてくる方ともすれ違ったりしました。いかに我々がゆっくり登っているかを知らされているようでしたが、気持ちよく挨拶を交わすのは山を愛する人たちの常識です。
急げば1時間で登れるところをゆっくりと2時間かけて到着! 頂上からは琵琶湖と伊勢湾が両側に見えるという絶景ポイント。ただ、琵琶湖側はかすんでしまっていて、残念ながら望めませんでした。
頂上付近でゆっくり休憩し気色を楽しんでから下山。それでもまだ11時ごろ。三重県側の湯の山温泉に浸かって、身体を癒して帰路に就いたのでした。
往路は暗くて見えなかったのですが、帰路の鈴鹿スカイライン付近は、紅葉も楽しめました。
滋賀県には、こういう気軽に登れる山がいくつもあります。これからも少しずつ制覇していきたいと思っています。