サンガセミナー2018 第6回「精進料理講座」終了

 

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本年度のサンガセミナーの最終回「精進料理講座」を昨日、妙心寺塔頭の東林院さんで開催いたしました。

サンガセミナーを始めて以来、毎年度定番となっているこの講座ですが、今回も定員16名が埋まり、キャンセル待ちの方もあったほどです。
今回は意外にも京都在住の方が多いようです。サンガセミナーはいつも京都市内の方はほとんど受講されず、かなり遠方の方が多く受講されるのが特徴の一つなのです。

講師の西川玄房さんは、朝日新聞京都版に毎週精進料理の作り方を掲載されています。こちらからご覧にいただけます。

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さて、今回の講座では下記の3品を調理していただきました。

一つ目は、昨年の講座でも作って頂きました「胡麻豆腐」。暑い季節には作るのが大変なほど、胡麻擂りを徹底しなければなりません。今回も皆さん、がんばって擂り粉木を使って練っていきます。

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4人ずつ4組にわかれての調理実習。それぞれ組のメンバーとも今日が初顔合わせの方がほとんどですが、協力して料理を作ることにより、連帯感も生まれていきます。

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それぞれちゃんと胡麻豆腐が仕上がっていきました。ほかに二品の調理をしていただきました。

シメジの煮浸しと、蒸し器を使っての蒸しリンゴ。どちらも美味しそうにできあがっていきます。

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b_BKL8682.jpg調理が終わったところで、お寺の方で準備して頂いたお料理とあわせて、立派な赤膳となりました。

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美しい庭の見える書院にならべて、皆さんで頂きます。その前には、我々の宗門では食前にお唱えする「食事五観文」をお唱えします。

一つには、功の多少を計り、彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二つには、己(おのれ)が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三つには、心を防ぎ、過貪等(とがとんとう)を離るるを宗(しゅう)とす。
四つには、正(まさ)に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五つには、道業(どうぎょう)を成(じょう)ぜんが為に、将(まさ)にこの食(じき)を受くべし。

b_BKL8693.jpg調理を楽しんで、美味しく召し上がって頂けたようです。また来年も開催できると幸いです。

調理をしていただいている間に、外は小雨が降ってきました。明日からごろからぐっと冷えだしてくるようです。気温の変化が激しすぎて身体がついてこず、風邪を引いている方も多いようです。どうかお気を付けて。

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