名古屋市博物館「画僧月僊」に行ってきました

 

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本ブログで紹介させて頂きましたとおり、去る12月15日より展観が始まりました名古屋市博物館の月僊展をさっそく観に行ってきました。

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初日ということで多くの人が来られているかもと思いましたが、比較的ゆっくりと多くの絵を楽しむことができました。先にブログで書いたようにデジタルアーカイブズ事業で調査で何作かを目にしたことがあり、大仙寺と圓福寺の所蔵品を紹介しましたが、それらはおそらく月僊の作品の中でも後期にあたるようです。

というのも前期に描かれたものは、色も濃いめでありどちらかというと愛嬌のある筆致で描かれていたようで、後期になると、それらがあっさりとした色使いに変わっていったようです。この展覧会では、多くの作品が展観されていまして、それぞれ描かれた時代が分かる限り記されていますので、その違いが歴然としています。

 

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涅槃図も三点ありましたが、よく目にする涅槃図とは筆致がことなりますが、それでもやはりそれぞれの人物や動物が鮮明に描かれていて興味深く思いました。

誠拙周樗が賛を書いている、影響を受けた円山応挙筆の布袋図(名古屋市博物館蔵)も展示されておりじっくりと眺めてきました。もちろん図録も買い求めてきました。

皆さんも、どうぞ機会があればお運び下さい。