昨日(2018/12/19)、弊所のDVD「禅僧が語る」シリーズに新たに加わる、現永源寺派管長の槐安窟道前慈明老師の撮影のために朝から臨済宗大本山永源寺を訪ねてきました。
8年前に火事で焼失してしまった永源僧堂ではありますが、現在は真新しい庫裏となっています。その書院にて、まずは老師へのインタビュー形式での撮影です。今までのシリーズではプロのアナウンサーなどにお相手をお願いしていましたが、今回は老師とも親しい弊所元職員のM女史にお願いしました。というのも道前老師が出家のいきさつとなったFAS協会の久松真一先生を信奉するM女史。そのあたりの話になると特に話が熱くなったような気がしないでもありません。
午前中に1時間強、お昼を跨いでまた1時間弱のインタビューに、ほがらかにお相手いただきましたが、中でも禅の修行についてはかなり踏み込んだ質問に真摯にお答え頂きました。
その後、老師の隠寮にも入らせていただき、書斎の様子、ご揮毫のシーン、さらには通常は何人たりとも第三者の入ることのできない入室参禅なども撮影しました。そこまでに禅の今後を安否し、四弘の誓願に勤めたいと考えられる道前老師ならではのビデオとなることと思います。
老師の書斎の床の間には、恩師である辻村公一先生から頂いたとおっしゃる久松先生の書「殺佛殺祖」が高々と掲げられていました。
販売は来年春ごろになるかと思います。どうかお楽しみに。