百年の光跡 写真展京大吉田寮

 

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京都大学吉田寮。名前は知られていても、内部までは知らない人が多いのではないでしょうか。
耐震性にかけるとのことから、昨年9月末をもって住人である学生に退去命令が出ています。これによって学生自治で成り立ってきた長い歴史にも終止符が打たれるのです。またここでも支配したい大人が若者の大事な場を奪ってしまう、そんな風潮が感じられてなりません。
とまれ、その記録を遺さんがために、藤川 佳三という映画監督が、強制退去を迫られている京都大学・吉田寮を描くドキュメンタリー映画『自治と青春(仮)』の制作されていて、それを援助しようとクラウドファウンディングで募集されています。

この「吉田寮記録プロジェクト」で、臨済禅師・白隠禅師の遠諱の時に写真記録班を手伝っていただいたフォトグラファー平林克己氏もまた、吉田寮の写真を撮ってこられました。
今回、この映画制作のプロモーションの一環で、横浜、京都、東京で「百年の光跡 写真展京大吉田寮」が開催されています。

残念ながら、京都は去る2月3日で終了してしまったのですが、私は先週、京都ルーメンギャラリー(麩屋町通五条上ル)で開催されていた京都展を観に行ってきました。

一々の写真に付けられているキャプションは、吉田寮の住人である京大生が書いたとのこと。インパクトのある写真ももちろんのこと、それらのキャプションも読み応えがありました。

東京では2月11日まで観ることができます(入場無料)。
会場は、イリヤプラスカフェ カスタム倉庫 2F(東京都台東区寿 4-7-11)です。東京近辺の方、是非ご覧になって下さい。

それから、吉田寮の見学もできるようです。
今月は、8日、15日~17日、22~24日の各18:00から、一時間程度ということですが、事前予約は不要とのこと。
吉田寮の公式Twitterアカウントにて予定を更新されているようですので、行かれる前にお確かめを。