大分県の宇佐神宮参拝

 

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しばらくブログ更新が途絶えましたが、白隠禅師の「富士大名図」を所蔵されていることでご存知の方も多いかと思います大分県中津市の自性寺様に、このたび、デジタルアーカイブ事業での調査に伺っていました。
大概のところは車を運転していくことが多いのですが、中津はさすがにちょっと遠いということで、今回は、電車組とは別に機材を載せた車で大阪南港からフェリーで行って参りました。乗ったのは名門大洋フェリーで新門司港に着く便です。

途中、写真の明石海峡大橋を通り過ぎ、明朝五時半に新門司到着です。実はもう1本後の8時頃に到着予定のフェリーに乗るつもりだったのですが、急遽欠航となってしまったためこの便になったのですが、自性寺様に向かうには少々早いということで、ほんのちょっと行き過ぎる事にはなるのですが、宇佐市にある宇佐神宮に朝参りに行くことにしました。
今までから一度お参りしたいとは思っておりましたが、今回、念願が叶ったことになります。

20190213-_MG_4352.jpg早朝なので、あまり参拝客もおられません。なおのことすがすがしい気持ちで鳥居をくぐりました。境内案内図の近くに、なにやら面白いポスターがあることに気がつきました。

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神仏習合の端を発したのがこの宇佐神宮というわけでしょうか。八幡様は八幡大菩薩として仏教でも崇拝の対象です。この宇佐神宮も八幡様をお祀りしていることから、早くから神仏習合となっていたお宮だったのでしょう。また、明治時代に神仏が分離される前は、正式には宇佐八幡宮弥勒寺と称していたとのこと。

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ちょうど巫女さんたちもご出勤時間ということで、私たちがゆっくりとお参りしていくのを、神社の方々に追い越されていくのでした。この鳥居をくぐって登っていくと上宮があり、この巫女さんたちは上宮へお勤めの方々。御礼をしているのは右にある下宮に向かってなのでした。なんとも美しい様子に出会えました。

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そしてこの階段を上りきると、ちょうど東の空から登った朝日で、なんとも神々しい景色にも出会えたのでした。
フェリーの中で眠ったとはいうものの、馴れない船内で熟睡できなかったヨダキイ(気だるいの大分弁)身体も、この空気と景観ですっきりしていきます。

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こちらは上宮本殿。左から一宮(八幡大神)、二宮(比賈大神)、三宮(神功皇后)となっておりますので、順番にお参り。
ここでは、二礼四拍手一礼という他の神社とは違う礼拝形式が古来よりあるようで、それに従い、4回かしわ手を打ちました。綺麗に鳴り響き、なにかいいことがありそうな気にさえなります。
じつはこの後ひいたおみくじでも「吉」が出ました。

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若宮さまと、下宮本殿にもお参りし、梅の花もほころぶ宇佐神宮を後にして、中津市へ向かったのでした。