お盆前の一仕事 -庭木の剪定-

今年は猛暑だと言われているが、今のところは冷夏とも言えるような涼しい毎日ではある。
それでもようやく近畿も梅雨が明けたからこれからは暑くなってくるのだろう。
そしてお盆がやってくる。
筆者の自坊では、お盆までには境内の木々をきっちり刈り込んで、お参りに来られる方々をお迎えせねばならない。
大きな松の木や泰山木などは、自分の手に負えないので、シルバー人材センターにお願いして、かつて庭職人だったお年寄りの方々に手入れをしてもらっている。
今年もつい先日、2日間をかけてやっていただけた。
のこりの低い木、例えばさつきなどは、自分で電動植木バリカンや剪定ばさみを使って刈り込んでいく。これが毎年、お盆前にしなければならない大仕事の一つである。

刈り込み前はこんな感じ。
刈り込み前・・・

電動バリカンに慣れるまでは、何度も電源コードを挿んで切ってしまったり、思ったように刈れずにいたが、すべて剪定ばさみでやっていたことを思うと、なんと手早いことだろう。
しかし、刈り込んでいった中には蜂の巣があったりして、知らずに刈っていると、ぶぅ~んと蜂たちが飛び出してきて大慌てで逃げることもしばしばである。スズメバチの巣もあったりするから、笑っておれないのである。
刈り込んでさっぱり。これで今年もお盆が迎えられる、そんな気分になるのだ。

刈り込み後……