ミホミュージアムで「曜変天目」を観てきました

 

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本ブログでもすでにご紹介しましたが、現在、滋賀県の信楽にあるMIHO museumでは、「国宝曜変天目と破草鞋」という展覧会が開催されています。大本山大徳寺塔頭の龍光院さまがご所蔵の逸品が一挙に観られるチャンスです。

ということで、私も去る日曜日、かなりの方がおみえになるだろうし、朝10:00から展観が始まるので早めに向かおうと10:30前にはMIHO museumに自家用車で到着したところ、いつもなら一番上の駐車場のどこかには駐車できるのに、なんと、連絡道の一段下の駐車場で係員の方に止められてしまいました。こんなことは今まで一度もありません。そこで、車を降りて、シャトルバスでミュージアムのレセプション棟前まで……。

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よく知られる銀色のトンネルの手前、アプローチロードはしだれ桜がまさに満開! 訪れた人たちも、スマホやカメラで撮影されている姿が目立ちます。ここでもかなり人が多いなぁという印象です。そして美術館棟に入ってまっすぐに特別展の会場へ向かいますが、その通路半ばで、「最後尾」と掲げたプラカードを持つ係員の人が。これまた初めての経験です。

行ったことのある方はおわかりかと思いますが、突き当たりに売店があり、その右手の階段を登って鍵の手に右に折れたところが特別展の入り口です。ところが、階段を登りきったところで左に折れ、中庭をぐるっと回るように遠回りしてから特別展の入り口に到達しなければならないようです。というわけで、最後尾に立ってから1時間弱して、ようやく展観に……。

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龍光院二世の江月宗玩禅師の書などを中心に、その師、春屋宗園の頂相や墨蹟、伝牧谿の柿図・栗図も観ることができました。

そして国宝・曜変天目茶碗。その手前でまたストップし、12名ずつ曜変天目のガラスケースの回りに進むことを許可されるものの、その与えられた時間はたった1分間でした。

それでもそのお茶碗の中には宇宙が見えるようでした。世界に3つしか現存していない曜変天目。現代の先進技術を以てしてもマネのできないものなのですね。

じっくりゆっくりご覧になりたいのなら、平日午後がお勧めのようです。土日は待ち時間1時間と思ってお出かけ下さい。