ホタルの季節

 

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先週末から今週のはじめまで、初夏と言うより、もう夏ではないかというような暑い日が続きました。衣替えは6月などと言っておられず、週末に法事にお参りした時には完全に夏用の法衣を纏って出かけた私です。

さて、今年もホタルの舞う季節がやってきました。一昨年までは6月に入ってからだったのですが、去年あたりから急に5月の中旬からホタルをみるようになりました。

今年も先週末に飛んでいるのに気づいて、今年こそはと思い一眼レフに三脚を付けて出ました。大袈裟に言っていますが、実際には自坊の裏の小川に沢山飛んでいるのです。一つの川から集落の中の幾つもの筋に分かれている小川なのですが、不思議にある一筋のみに大量発生し、他の川には見かけないのです。

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撮影データ:f7.1/ISO-500/13秒/105mm

SNSで友人知人に写真を送ったところ「田舎はいいね」とか「環境良すぎ!」とかのコメントをいただきますが、本当にありがたいことです。下水道が整ったおかげで、河川に汚水が流れなくなり、10年近く前から、またホタルを身近に見かけるようになったわけです。

カメラを三脚につけてスローシャッターを押すと、カメラのパイロットランプが光るのですが、面白いことにこの光をめがけて求愛してくるホタルもいたりします。

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撮影データ:f7.1/ISO-500/13秒/105mm

ひょっとしたら、皆さんのおうちの近くの小川にも蛍が飛んでいる穴場があるかもしれませんよ。

ちなみに、ホタルの数え方、一匹、二匹、ではないのですが知っていました? 光っているお尻を数えるから、一尻、二尻というわけでもなく、なんと一頭、二頭と数えるんだそうです。動物ならわかりますが昆虫なのに面白いですね。そう思って調べてみたところ、学術上、昆虫類は全般的に一頭二頭と数えることが定着しているんだそうです。