先週末は、今年度から毎月一度、恒例に伺っている南禅寺のデジタルアーカイブズ事業で調査でした。梅雨明けして夏本番といったお天気です。
調査を行なう宝物庫は除湿器は入っているものの冷暖房が一切ないため、窓のない密室での作業なのです。
全体図を撮影したり、マクロカメラで細部撮影したり、法量を測ったり材質を調べたりして調書に書き込んでいきます。上の写真でかかっている軸は文化財指定の逸品です。なかなか間近で観られないものだと、調査時間も長くなります。
ただ2時間も発たないうちに脱水状態になっていくので、適宜、水分は取っていますが、それでも休憩を忘れずにいれなければなりません。一歩外に出ると、琵琶湖疎水からの水が流れていて、風も有り、外の方がだいぶ涼しいと感じます。
水音を聞いているだけでも涼しくなります。ずっとここに座っていたい気持ちになりますが、そうもいかず、調査継続。
ついにスタッフの一人は、冷えピタをおでこに貼り付けてがんばっていました。禅文化研究所の新人スタッフも、慣れない調査ではあるけれども、興味をもってがんばってくれています。
毎月一度のこの調査。いつまで続けると終われることでしょう。