写真は、先週木曜日にあったびわ湖大花火大会の様子です。私は生まれも育ちも滋賀県ですが、実は、この花火大会を初めて見に行ったのでした。いつもは研究所からの帰路に京都駅から電車に乗ると、すでに超満員で、人混みの苦手な私は躊躇してしまっていたのでした。
今年は友人が住む琵琶湖畔のマンションから見せて貰えることになったので、1万発の花火をゆっくりと楽しませていただきました。毎年8月8日開催される、この花火大会ですが、来年は11月にあるとか。なぜ?と思ったら、東京オリンピック2020のために、警備の人たちが東京にまわされることになるからだそうです。国をあげての大イベントではあるのですが、ちょっとなんだかなぁと思ってしまう地方小市民であります。
さて、すでにお知らせしているように、このブログがアップされる8月12日から、禅文化研究所は夏期休業となります。関西は8月盆ということで、すでに街中を汗を流しながら棚経に走り回っているお坊さん達をみかけます。
お盆にはお施餓鬼法要を勤めますが、そもそもはお釈迦様の十大弟子で、神通力の強かった目犍連尊者が、実母の青提女が餓鬼道に落ちて獄卒に逆さ吊りの責め苦にされているのを観察してしまい、困った目犍連はお釈迦様に相談したところ、亡者救済の施餓鬼の秘宝を教えられ、母を地獄から救うことができたということから、行なわれるようになった法要です。
日本に限って、このお盆にはご先祖が帰ってこられるのですが、これは神道の影響を受けてのことらしいです。
ともかく、このお盆の時期にお休みをもらえる企業も多いでしょう。普段は思いも掛けていないことも多いであろうご先祖のお墓にお参りし、ご先祖方のおられたお陰で自分がこの世に命を授かったのだということを感謝できればいいですね。一年の間、生きとし生けるもの(動植物)のいのちを頂いて、自分のいのちを長らえてきたことも、お盆に感謝すべきことの一つかと思います。三界万霊にお供えをし、いのちに感謝しましょう。
お墓は夜に行くと薄ら寒いですが、昼間は墓石がやけて暑いことこの上ないことでしょう。どうか熱中症に気をつけてお過ごし下さい。またお盆のころに台風が来るような様子も見えます。どうぞお気を付けて。