上田閑照先生お別れの会

 

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6月28日に逝去された宗教哲学者、上田閑照先生のお別れの会が、8月25日、京都大学百周年時計台記念館で執り行われました。
上田先生の多大な業績は周知の通りですが、弊所にとっても現代世界に対する禅の意義を探る目的で昭和58年に発足した、哲学研究班の指導教授として長らくお世話になってきました。晩年、宇治市の施設に転居されてからも、班の担当者が施設に伺い指導を仰いでおりました。先生の深い洞察力は最後まで衰えることはなかったそうです。

お別れの会には、先生ゆかりの学者らが参列し、出席者を代表して京大名誉教授の長谷正當氏をはじめ10名の方々が弔辞を述べられました。それぞれが先生の功績と共に人間味のある人柄も思い出を交え紹介されました。最後に親族を代表して甥の樫本慈弘氏から、先生と2年前他界された眞而子夫人との心温まるエピソードを交えた謝辞がありました。

先生のご冥福を心よりお祈りいたします。