東西霊性交流に参加する5名の禅僧が、9月11日羽田空港からフランスに向けて出発しました。
1979年から始まった日本の禅宗とヨーロッパ諸国のカトリックとの交流は、今回で15回目となります。
参加者は6名(1名は現地から参加)で臨済宗3名、曹洞宗3名の構成です。2名ずつフランスとベルギー3つの修道院に分かれ2週間滞在し、祈りや瞑想、そして労働といった生活を体験したのち、パリで行われる3日間のシンポジウムに参加して帰国となります。
多くの日本人にとってキリスト教は表面的なことしかわかりません。ヨーロッパ人にとっても仏教は同じことでしょう。禅僧と修道士が共同生活によって互いの宗教を理解するというこの交流は、宗教間対話の一つとして貴重なものなのです。
参加者たちにとって実りのある交流となることを期待しています