研究所の花 2019/9

 

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お彼岸がすぎて、もう9月も終わり。やっと近所の曼珠沙華(ひがんばな)が咲いています。今年はどの花も例年より咲くのが遅いようです。

昨年亡くなった近所の檀家さんのおばあちゃんがずっと好きで、毎年育てておられたコスモス。おっさん(和尚さん)が喜んでくれるから私が死んでも残しておいてと言われて、遺されたご主人であるおじいさんが庭先にコスモスの花畑を育ててくれています。
今朝、「コスモス頂戴ね」とお願いすると、「いくらでも持って行って」と。大腸に悪性のポリープがあったのですが、こないだの検査で全部無くなってしまっていたというおじいさん。「よかったな、ますます長生きしなきゃ」と言うものの、ご本人は「わしももう早よう死にたいねん」と仰る。コスモスをみるとまた奥さんのことを思い出すのかも知れません。そんな会話をしながらいただいてきたコスモスを、私もおばあちゃんのことを思いながら研究所に飾りました。

 

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今日もいい一日でありますように。