秋の特別展

この秋に開催される禅に関する展覧会をご紹介します。
この機会に足を運ばれてはいかがでしょうか。

一つは佐川美術館(滋賀県守山市)で開催の「ZENGA 白隠と仙厓展」です。江戸時代に活躍し、衆生済度の精神で禅の普及に努めた白隠と仙厓。彼らの描く自由で豪放な書画は、一見するとユーモア溢れる筆致で描かれていますが、そこには痛烈な社会諷刺や謎掛けといった様々な仕掛けが散りばめられています。
個性の違う二人の書画から、本来伝えるべきそのメッセージを読み解くことで、禅画の魅力を紹介します。

会期は10月1日から12月1日まで。

ZENGA 白隠と仙厓展 | 佐川美術館
ZENGA 白隠と仙厓展

①白隠慧鶴《蓮池観音》_江戸時代(18世紀)_個人蔵.jpg

もう一つは鳥取県立博物館で開催される「殿様の愛した禅 黄檗文化とその名宝」です。江戸時代の鳥取藩の歴代藩主は、中国僧隠元禅師が伝えた黄檗宗を信仰し、その菩提寺である興禅寺は「黄檗三叢林」とされ高い寺格を誇りました。この展覧会では、江戸時代鳥取における黄檗宗に光を当てる初めての試みで、鳥取の文化に大きな影響を与えた黄檗の歴史を紹介します。

会期は10月5日から11月4日まで。

サーバエラー/とりネット/鳥取県公式ホームページ

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