テレワークのあいだに

 

20200528-_MG_5590.jpg昨日より6月に入ってしまいました。
みると4/24からブログ禅も休止状態。ステイホームの時だからこそ、何かしら話題を引っ張り出して皆さんに読んでいただきたいところでしたが、申し訳ありません。

禅文化研究所は4月中頃から勤務態勢を調整し、とくに電車通勤者はテレワーク主体にしていましたが、緊急事態宣言の解除をうけて6月からは、少し和らげ、それでも週に2日はテレワークという勤務態勢で臨んでいます。

花園大学は前期はずっと対面授業を行なわないということで学生もおらず、また外部からの一般の方の入構をお断りしている状況下ですので、あいかわらずひっそりとしています。

個人的には4月10日ごろ以来、昨日6月1日まで、一切電車に乗らない生活でしたので、約50日間電車に乗らなかったわけで、考えてみると中学生の時以来こんなに電車に乗っていないわけで、ん十年ぶりということになります。そんなこともあってか、電車通勤前夜には眠れない夜を二日続けております。世の中には、いわゆる五月病のように、緊急事態宣言の解除後の通勤や通学がつらいと思う人たちもきっと少なくないでしょうね。こんなことになるとは思っていなかったでしょうから、なかなかもとの生活に戻るのは大変そうです。

さて、先にも書いたように、ステイホーム期間中はテレワークが基本でした。禅文化研究所では10時~15時のコアタイムを含む8時間勤務ということにしていました。それで私などは、通常と同じように起きて、普段なら電車に乗る時間の7時からテレワークを開始していましたので、15時にはテレワークが終わるということになりました。おかげでその後の夕方に、自坊の外回りの仕事をいろいろとこなすことができました。新たな事業のために本堂裏で工事をしてもらっているのですが、そのお手伝いを率先して行ないました。

おかげでステイホームなのに、顔は真っ黒に日焼けしてしまい、知らぬ人が見たら、この人は在宅しないで遊んでたのではないかと思われかねない状況ですが、GWも含めてとても充実した毎日でした。

また、三密を避けて少しは運動もしなければと思い、ほぼ毎日、自坊から近い、15分で頂上まで登れる里山に登って、夕焼けを楽しんだりもしていました。上記の写真はその時のものです。

またテレワークのお蔭で、自分の定年後の生活も見えたような気さえします。コロナウイルスの感染拡大防止策のために、社会的にも、働き方改革といいましょうか、自宅でもある程度の仕事ができるということがわかってきた方々も少なくないのでしょう。

さて、日本はまだ比較的被害の少ない状況で収まっているように思えます。しかししばらくは、コロナウイルスとともに生きていくということになりそうなようです。

どうか皆さんも中道を生きていかれますよう祈念申し上げます。