フィラデルフィア美術館展 -京都市美術館-

フィラデルフィア美術館展

9/24(月)まで、フィラデルフィア美術館より、数々の名画が岡崎の京都市美術館に来ている。
西洋絵画には全くと言ってもいいほど無知な私だが、教科書で習った通りの西洋絵画史の変遷を実際に楽しめた。
19世紀の写実主義、ミレーやコロー、クールベなどから、印象派の巨匠モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、またキュビズムの時代20世紀のピカソなどなど、錚々たる絵画のお出ましだ。
私自身の中では、絵の鑑賞とは非常に難しいもので、むろんただ見て色々を感じればいいのかも知れないが、鑑賞方法というものも確立されていて、西洋のしかるべき家などでは、小さい頃から鑑賞法というものを当たり前の教養として勉強していたとかいないとか・・・。
また、西洋絵画を鑑賞する際にどうしても必要となってくるのが聖書の知識。
大学生時代の私は、ただただ美しい西洋絵画を楽しんでいたが、次第に日本美術へと関心が移り、あらゆる物を見てみると、また西洋にも興味を持ち始め、学生時代のような楽しみ方のみでは飽き足らず、目下、少しずつではあるが、絵画を楽しむ為の鑑賞法や聖書を勉強中である。

咲きそめる時

フィラデルフィア美術館展と併行して、「咲きそめる時」と題して、京都市美術館が所蔵する四季折々の日本の花々が描かれた日本画や着物のコレクション展が開催されていた。
日本人は海外から有名どころの絵が来るとこぞって見に行くが、こちらの所蔵コレクション展にまで足を運ぶ人はまばらで残念。
日本画のしっとりとした落ち着き、日本の四季の美しさを改めて感じ、自分が日本に生まれた事を誇りに思い感謝するひとときであった。

京都市美術館