よく、-インドは人を呼ぶ-と言われる。
他の国だと、「はて?」と思うが、インドだとなんとなくしっくりくるのは私だけだろうか。
数々の仏教国を旅して来たが、インドだけはなんとなくまだ踏み入れてはいけない場所のような気がしてずっと遠慮していた。
今年はなんとはなしにスムーズに「インドに行こう」という事になり、漸くお釈迦様の国に呼ばれたかのような気持ちで、心から楽しみに意気揚々とでかけた。
が、なんと私が乗る予定の飛行機は関空を10時間遅れ。さらに乗り継ぎ地の香港の寒いロビーにて7時間待ちという事で、結局約1日ほどインド到着が遅れるはめに・・・。
航空会社の対応にやきもきしながらも、「もしや自分の日頃の勉強不足でこういうことになるのだろうか。インドとは私のような者にとっては、そんなにたやすくは行けない遠い国なのだという事のあらわれなのだろうか。玄奘三蔵でさえ、ものすごい苦難の道を行かれたのに現代の我々は飛行機でひとっ飛びだなんて・・・」と、-自分のいたらなさがこういった事態を呼ぶ-という日本人的発想に陥りつつ過ごした長い長い道のりであった。
*写真は、機内でもらったスナックと旅のお供の司馬遼。
CHANA DALとはひよこ豆。お豆さんのお菓子。やはりカレー風味?の濃い濃いお味。隣にいたおじさんのビールのお供にはちょうど良いようでした。