杜鵑草 -ほととぎす-

杜鵑草

様々な種類があるこの杜鵑草。
この花を見ると、「あぁ、また秋がやってきた」と思います。
夏のまだ暑い頃から、かすかながらも秋を感じているのかたくさんの蕾をつけ、もう今は満開になっている株もあるくらいです。
日本では、この斑点模様がホトトギスの模様と似ているとして、風情ある名前で呼ばれています。
イギリスでは、トード リリー(toad lily/ひきがえる百合?!)、中国では油点草。う~む、そのままですね。
やはり、-杜鵑草-と呼びたいものです。
さてこの杜鵑草、実は葉がとても焼けやすいのです。写真でも、葉の先が茶色く焼けてしまっているのがおわかりかと思います。
昨今の異様なまでにギラギラした太陽の日差しには耐えきれないのではないだろうかと、見る度に心が痛みます。
この花一輪にも、環境問題を真剣に考えなくてはと思わされるのです。
話は変わりますが、家の食器類で使わない蕎麦猪口や片口、とっくりなどはございませんか?
そこに一輪生けて飾るだけで、なぜかその部屋はとっても秋っぽいしつらえに変化を遂げるのです!(おおげさでしょうか・・・)
こういったかわいらしい山野草あふれる秋、皆様も是非お楽しみ下さい。