タージ・マハルと色とりどりのサリー -インド-

 

タージ・マハル

 

タージ・マハル。
インドと言えばまず思い浮かべるものナンバー1ではないだろうか。
しかし、それが一体何の遺跡?であるのかを知っている人は少ないかもしれない。
実は、王妃の墓なのである。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが王妃の死を悼み、約20年の歳月をかけ、世界中より美しい石、また労働者達を集め建造した、インド=イスラーム文化の代表的建築なのだ。
この大事業で、国費が傾いたとされる説がある。死してなお、傾国の女となりうる妃。どのような女性だったのであろう。
さらに王は、タージ・マハル裏に流れる川をはさんだ向こう岸に、自らの墓、黒タージを造ろうとし、息子に幽閉される事となる。結局のところ、王妃と一緒の墓に眠る事となった。
女性ならば、「こんなに愛されるなんて(うらやましい)・・・でも死ぬ前につくして欲しい」
男性ならば、「とんでもない・・・」といった感想を持つのだろうか・・・。

色とりどりのサリーに身をつつむ女性達

おしゃれなインド女性

インドの女性は足元もおしゃれ。足の指に指輪、足首にアンクレットも欠かさない。
風に揺れるサリーがなんともいえぬ美しさ・・・。
日本ではあり得ない鮮やかすぎる色や奇抜な模様でも、インドの女性は着こなし自由。
日本人だって、きっと着物が一番似合うはず。普段から当たり前のようにサリーを着こなすインド女性を羨ましく思った。

タージ・マハルの彫刻

色が違う所、これは白亜の大理石を彫り、違う色の石を埋め込んでいる。花の彫刻も女性らしくかわいらしい。これをあの大きな建物の全体に施すのであるから、想像しただけで気が遠くなる。

川

この川の向こうに黒タージが出来る予定であった。両方の墓を橋で結ぶ予定だったそうな。

仲良し3人組

仲良くタージ見学のおばさん達。日本に負けずと劣らずすごい迫力できゃっきゃと喋り、大笑いしながら歩く。上の女性達とはまた違った布、更紗のようだが、これもまた素敵なのだ。