阪急御影駅ほど近くにある、香雪美術館(神戸市東灘区)を訪れました。
こちらは、朝日新聞創設者の村山龍平翁の蒐集品に加え、初代理事長の村山長挙(玉泉)翁の蒐集した物が所蔵され、春と秋に展示公開されます。
経済界で活躍され、茶の道にも通じた偉人の蒐集品を展示する私設美術館がことに好きな私ですが、それぞれの先人の楽しみ方、趣味趣向に触れられるのも、後々の人達の手によって、所蔵品が大切に受け継がれてきたからこそ。いつも有難く勉強させていただいています。
時を経てなお美しいく、斬新に思える意匠などもあり、茶入・棗の逸品を訪れる人もまばらな静かな美術館で楽しめました。
老爺柿。この時期ほんとうに小さな実をみのらせます。庭に秋の風情をもたらしてくれる植木です。
椿やさざんか、美術館の庭では色々な植物が楽しめます。
閑静な住宅街を通って美術館へ。お隣には弓削神社。木々が多く静かなこの辺りは、器の店があったり、神戸らしく美味しいパン屋さんやケーキ屋さんがあったりと、ゆったり訪れるのに適した場所です。