アジャンター石窟寺院その3 -インド-

第2窟

前回に続き、アジャンター石窟寺院の第2窟をご紹介します。
保存状態も良く、天井装飾なども美しく、ツアーで訪れたとしても必ず立ち寄る場所でしょう。
ちなみに…日本からのツアー客に第1窟で出会いましたが、私と友人は約1日かけてアジャンターを楽しんだのに対し、ツアー客はすぐにいなくなりました。ゆっくりとまわりたいのなら、是非個人旅行をオススメします。
写真上:少し見にくいのですが、釈迦誕生の場面、ジャータカより(右端)。
写真下:千体仏。非常に美しく残っていて感激します。

千体仏

第2窟天井

天井の壁画も美しく残っています。

ハリティー

奥に少し見えているのは、鬼子母神(ハリティー)と、財宝神(パーンチカ)の夫婦。
インドで購入した少しあやしい日本語で書かれたガイドブックには、「子をむさぼり食うハリティー」と見開きページに大きく紹介されていました。なぜここをクローズアップ?!なかなかおもしろいガイドブックでした。 

石柱の像

第2窟外の壁。男女の像が彫られています。日本の研究者の方にお会いしたので少しお話を伺っていると、仏教でもこういったなかなかなまめかしい男女の像がよく見られるのだとか。男性像が女性像の腰に手をまわしているのは当たり前、時に色々みていくと胸をさわっているのもあるのだとか。
ヒンドゥー教寺院ならよく見かけられますが、仏教遺跡でも…初めて見ました。
ちなみに下の写真はまるで生きているようで、動き出しそうな男女の像。これは石窟内部のものです。
1つ1つ見ていると時間はかかりますが、飽きないアジャンタの石窟寺院です。

男女像