先日、是非とも味わってみたい銘菓がある関宿(三重県亀山市)に立ち寄る機会がありました。
日も暮れた中を菓子屋目指してすすみます。何故でしょうか、とっても暖かい感じ、どこか懐かしい感じに包まれています。
そう、明かりは全て白熱灯。ぼんやり暖かく町を照らしています。そしてどこか開放感があるような、ゆったりしているような感じは…そうです、電柱や電線が全く見当たらない!!!
ここまで違うものか…と感動しつつ、京都もこうなればなぁ…とぼんやり考えていました。
さて、お目当ての「関の戸」ですが、寛永年間に初代・服部伊予保重により考案創業され、朝廷への出入りも許されたほどの御店です。
なめらかで非常に上品なこしあんを求肥で包み、その上に和三盆糖がまぶしてあります。非常に美味で、抹茶のみならず、コーヒーなどにも合いそうです。
江戸の昔から、この菓子一筋に営業されているご様子。日本には世界でも類を見ないほどに長寿企業が多いと言われますが、老舗菓子屋のひたむきにその伝統を守る姿に、また1つ日本の誇りをみつけた気がしました。
今回はこの菓子の為に立ち寄ったのみでしたが、またじっくりと訪れてみたい関宿です。