今年の夏には未開通の飛騨清見IC-白川ICが開通し、そうすると名神高速の一宮ジャンクションから北陸自動車道の小矢部砺波ジャンクションまで、東海北陸道が全線開通することになり、東海と北陸との便の風通しが一気によくなる。
さて、大雪だった岐阜の白川郷から富山県高岡市へ向けて、既設の東海北陸道を利用して抜けた。白川郷ほどの雪はないが、それでも北陸も水気の多い雪が降っていた。
高岡市には臨済宗の大本山の一つ、国泰寺があるが、今回は曹洞宗の瑞龍寺という名刹を訪れてみた。
実は毎日通う電車の吊り広告に、最近、「JAPANESE BEAUTY HOKURIKU」という、JR西日本がやっているキャンペーン広告があって、そこに、女性が瑞龍寺の禅堂で坐禅している写真があり、ふと訪ねてみたくなっていたのだ。
瑞龍寺は加賀藩の二代藩主前田利長の菩提寺で、江戸時代初期に建築されたもの。
総門から法堂までが一列に配置され、左に禅堂、右に庫裡があり、それらを回廊で結んでいるという珍しい伽藍様式だ。仏殿・法堂・山門は国宝で、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂も重要文化財に指定されている。
*禅文化研究所から刊行の曹洞宗関係の本
『中国禅宗史話』石井修道著
『正法眼蔵行持に学ぶ』石井修道著