アジャンター石窟寺院、第19窟をご紹介。
インドの後期チャイティヤ(聖なるもの・〈ブッダを象徴する〉)窟の中で最初に造営されたものだそうです。
まず上の写真のチャイティヤ窓左右に、守門神ヤクシャが。頭飾、装身具も豪華で美しい像です。
下の写真がヤクシャを拡大したもの。日本でいう脇侍仏のように隣に小さな像があります。色々調べてみると、これはヤクシャの大将で、クベーラという財宝を司る神だそうです。お腹がぽっこりしているあたり、大黒さんや布袋さんと印象がだぶります。
第19窟内部のブッダ立像。 三重になった傘蓋(さんがい)も美しく…。
壁面の彫刻は下の写真のように精緻で、ブッダ立像を取り囲むように施されています。
第19窟あたりから、ランチ休憩をしていた山の上を見上げます。山頂にぽつんと見える屋根、意外に高い所まで行ったのだな…と。暑い時季、しかも雨期に訪れたものの、緑豊かで非常に美しい景色まで堪能しました。
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