鎌倉にある、臨済宗円覚寺派の大本山、円覚寺を訪問した。
管長方のDVD制作の一環で、円覚寺管長の足立大進老師にお会いするためであったが、私個人は、実は円覚寺を尋ねるのは初めてである。
鎌倉時代後期に、北條時宗が無学祖元禅師を招いて開創された寺である。
JR横須賀線の北鎌倉の小さな駅を降り立つと、すぐ近くに円覚寺へあがる階段がある。
今はどうやら修学旅行の季節らしく、子どもたちも多い。
またとくに最近は、年配の方が立派なデジタルカメラを抱えて、ファインダーを覗かれているのもよく見かける。デジタルカメラは今までの銀鉛フィルムとくらべ、フィルムが無駄にならないから、重宝されているのだろう。
この日は、初夏の日差しが眩しい日で、少し汗ばむくらいの陽気であった。
国宝の鐘楼があるらしいので、階段をのぼった。自分のカメラで写真もとらなければならないが、写真鐘楼前で並んでいる子どもたちにシャッターを押してくれと頼まれたりして、いろいろ忙しい。
境内は多くの木に覆われていて、清々しい気分になる。なんとなく京都の本山とは違うイメージがするが、小高い山にあるからだろう。
管長老師とお会いした後、今度は建長寺の管長老師とお出会いすることになっている。