第5回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 その2(光雲寺)

光雲寺仏殿
しばし哲学の道の緑の中を歩き、臨済宗南禅寺境外塔頭の光雲寺へ。
哲学の道近辺には、気をつけていないと見落としそうになりますが素晴らしいお寺がいっぱいです。
光雲寺の歴史などについてはこちらからどうぞ。

仏殿
まずは仏殿にて般若心経を唱えます。

所長講演
その後、西村惠信所長による講演です。
今回は、「縁に結ばれて生きる」と題するテーマで、それぞれ下記について1時間お話いただきました。
1、仏教の根本教理としての「縁起説」
2、縁起説の二種
3、無我と縁起
4、自己存在も縁起である
5、禅の道は「専一に己事を究明すること」
6、現代における人間関係の崩壊と復権
講演後は光雲寺拝観です。
なんと驚く事に、特別に須弥壇上にあがらせていただけることに…。通常は在家の者が須弥壇に上がるという事はほぼあり得ない事です。
皆ありがたい気持ちいっぱいで本尊釋迦如来坐像、脇侍の阿難、迦葉の二尊者と東福門院の坐像などを拝ませていただきました。

須弥壇上へ

釈迦如来・阿難・迦葉・東福門院
その後、お庭を拝観させていただきました。

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ひつじ草も咲いていました。こちらはかの有名な小川治兵衛による作庭です。

鐘楼
鐘もつかせていただきました。それにしましても、どこを見ても美しく手入れされ、禅寺らしくぴしっと整い、凛とした空気流れるお寺で、心も清々しく光雲寺をあとにしました。
<明日へつづく>