湯布院 (擔雪(たんせつ)II講習会)

大分県の住職研修会へ、弊所の発売している「宗教法人管理システム 擔雪(たんせつ)II」の講習をするようにと呼ばれて出向いた。
今回、偶然にも2つの別の研修会が続いて行なわれることになったため、二泊三日での別府泊まりである。
このころの九州は雨が続いており、大分空港に到着した時も小雨模様であったが、住職研修会の役職を担っておられるお寺の寺庭婦人様が、わざわざ空港までお迎えに来ていただいていた。
会場までの車中でお話を伺うと、いろいろとご縁があるようで驚いた次第。世間は狭い。
このお寺は、あの湯布院の温泉地のはずれにあるということで、研修会修了後、湯布院観光を兼ねて、お邪魔させていただいた。
佛山寺というこのお寺。以前は堂宇がすべて葦ぶき屋根であったが、近年、火災によって焼失し、この山門がその面影を残すのみである。


佛山寺山門

庫裡の横には、近所の子どもたちが自由に読むことができる私設の図書室があった。子どもたちが沢山いるのですか? と尋ねたら、それが少なくて……と。
やはりここでも少子化でせっかくの図書も利用される機会が少なくなったようだ。自然とお寺に集まる子どもたちも減っていることになる。



亀の井別荘付近にて

その後、湯布院の町を散策した。平日だというのに沢山の人で賑わっている。
みやげ物屋ばかりで、少々げんなりしていたが、はずれに行くと気持ちのいい景色があらわれた。
上は亀の井別荘という高級旅館付近の川。魚も泳ぎ、清流が涼しげだ。

金鱗湖

こちらは湯布院の東のはずれにある金鱗湖。湖底からは湧き水の他に温泉も湧いているという。
あまりなじみのない、テラピアという魚が多く泳いでいて、ガチョウもいたり。
しかし、この湖には龍が住んでいたという伝説があるらしい。それで金鱗湖かと納得した次第。