ブータンの地酒

ペットボトルに入れてもらい持ち帰った貴重なピンクアラ

ブータンには、各農家で作られる、アラと呼ばれる蒸留酒がある。
米や蕎麦、麦など、それぞれの家庭によって違うもので作る為、味も違う。
私も滞在中、アーチェリーの試合後のお弁当タイム(選手達は、試合後にお弁当と、各家庭自慢のアラなどを持ってくるらしい)に混ぜてもらい、ハチミツ入りのものや、無色透明ですっきりした、まさに日本の焼酎のような味の物をいただいた。
これは是非、研究所にお土産として持って帰りたい!と思ったわけだ。


しかし、アラは各家庭で作るのは合法だが、売る事は禁じられている。
そこでガイドにお願いし、農家から分けていただく事となった(これはいいのか?まぁ、ガイドの話では、問題無いとの事だったので大丈夫だろう)。
持ち帰ったアラが、上の画像の通りである。
ほんのりピンク色!
地球の歩き方に、「ピンクアラ 東に行くとほんのりピンクのアラ(焼酎)が出されることがある。これは削った紫檀を煮出して、その赤い成分を本来透明であるアラに混ぜているのだ。特によくできたアラだけにさらに手をかけて作るので、これに出会えたら幸運」とある。
紫檀と知って、どうもお仏壇しか思い浮かばない私であったが・・・。確かに木をスモークさせたような独特な香りがする。
なにはともあれ、研究所のメンバーは幸運である。ブータンに行っていないのに、ピンクアラを味わえるのだから!(?) と、ここで私の周りの方達のアラの感想をご紹介。
爽やかな味と香り、風を感じるような酒だった。(E.Nさん)
品の良い白酒(はくしゅ・中国の焼酎)を飲んだようだと思ったら、中国のお酒よりもよくきいたかも・・・。(Y.Kさん)
私にはちょっと香りがきつすぎて・・・。(N.Fさん)
人によってだいぶ印象が違うようで・・・。
ちなみに私は現地でいただいたはちみつ入りがお気に入りです。
(N.K Wrote)

アーチェリーの試合後のおじさん達とのひととき