奈良国立博物館にて開催中の、「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」を見にでかけました。
西国観音霊場は、四国のお遍路と並び、古来より信仰深い人が「一生に一度は全てのお寺をまわってみたい」と憧れる巡礼の道。
本年は、この西国霊場巡礼における中興といわれる、花山法皇の崩御より壱千年を数える年にあたり、この展覧会のみならず、各寺院においても秘仏公開などが行なわれるようです。
今回、博物館では一度に見る事のできる機会はもう無いのではないかと思われる展示がそれは素晴らしいものです。是非奈良へおでかけ下さい(9/28まで)。
それにしましても、私も今まで、知らないままに観音霊場に数えられるお寺を巡っていたりしたものです。
何事にもその“とき”が来るのを待つ必要があるのでしょうか。
なんとなく今、改めてきちんと全てのお寺をまわってみたい気分なのです。この気持ちを持って参拝するのは、以前の参拝とはまた違う感慨がありそうです。
ちょうど花山法皇の壱千年忌とも重なる事ですし、これを機縁として観音霊場巡りを計画したいと思っています。