相国寺内にあります、承天閣美術館にて、-狩野派と近世絵画-展が開催中です(11月30日まで)。
訪れるたびに、美術館まわりの庭などが美しく手入れされていっており、美術館に美しいものを拝見しに行く際に、本山の境内を歩かせていただけるのはありがたいものだな…と思います。
今回の展示は、狩野派による絵画も必見ですが、様々な抹茶茶碗の展示も楽しめます。
9/15~12/8までは、秋の特別公開も始まるようですので、あわせておでかけになられてみてはいかがでしょうか。
さて、訪れる人はさぞかし禅にも関心のある方達だろうなぁ…と微笑ましく思っていると、「相国寺っていったい何宗?」と大きな声が…。少し寂しくなった私です。
私の場合、寺に参拝しますとまずは御本尊は?宗派は?と気になるのですが、京都などにある大きな有名寺院を訪れる方の中には、特にそういった事にはこだわらない方も多いのかもしれません。
そのあたりに興味を持つと、寺社仏閣参拝もより一層奥深く、楽しくなってくるのに…と思わずにはいられないのですが、それは私の勝手な思い込みで、あの凛とした空間に足を踏み入れるだけでも、充分なのかもしれませんね。