紅葉の並木美しい堀川通り
去る11月14日、恒例となりました“禅と文化”の旅を無事終える事ができました。
お天気は快晴! とても気持ちの良い気候で、抜けるような青空のもと、京都をお楽しみいただきました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
それでは、ブログにてご報告を……。
行程はこちら
まずは、京都駅を出発し、大徳寺へ。
今回は、私の知りうる限りでは一般公開された事のない三門や法堂(はっとう)、その他本坊などを特別に拝観させていただき、西村惠信所長による講演も行なわさせていただきました。
大徳寺の皆様、お世話になり、誠にありがとうございました。
【三門】 重要文化財
応仁の乱の後、一休禅師の参徒であった連歌師宗長等が一階部分を寄進、のち千利休居士により二階部分が設けられ金毛閣と名づけられたとのことです。恐らく私が今まで登った三門の中で、一番急な階段です。皆さんでゆっくりと二階へ…。
登り終えるとその見晴らしの素晴らしさと、釈迦三尊像をはじめ、十六羅漢、天井の龍図、千利休居士像に圧倒され、ため息が漏れました。
三門と法堂
【法堂】 重要文化財
天井には、狩野探幽35歳の時の筆とされる鳴き龍が。皆で手をたたいてみます。11月22日に行われる開山忌での維那(いのう・法要のとき、誦経の経首や回向文を諷誦する係)のお役目を預かるお坊さんは、自分の声で龍を鳴かさなくてはならないそうですよ!
【本坊】 方丈&唐門(国宝) 庭園(特別名勝)
日のあたる方丈前の廊下。お庭を眺めているとあまりに気持ちよく、ずっとぼ~っとしていたい…ところですが、数ある国宝・重文の伽藍などを拝見した後は、惠信所長による1時間の講演です。大徳寺においてという事もあり、“一休禅師”についてでした。
大徳寺、バス停裏の紅葉もみごとです。もみじも良いのですが、私はこういった色々な木々の彩りが大好きです。
今回のお昼は、大宮今出川上ルにある、“萬重”さんへ。手のこんだ美味なる京料理の数々に舌鼓を打ち、またお部屋の調度品の素晴らしさも楽しませていただきました。我々は大広間でのお食事でしたが、民芸調のお部屋や、掘りごたつのお部屋など、数寄屋建築の店内には、様々なお部屋があるようでした。
こちらへ伺う時には、季節ごとに代えられるという絵画やお軸など、そのしつらえは必見です!
明日へつづく