海住山寺(京都・木津川市) -五重塔ご開扉-

五重塔_海住山寺

京都府木津川市にある、海住山寺(かいじゅうせんじ)では、2008年10月25日~11月9日の期間、国宝五重塔特別開扉が行われていましたので、参拝させていただきました。
国宝の五重塔の中でも、法隆寺、醍醐寺、室生寺に次いで四番目に古く(鎌倉時代初期)、法隆寺と同じく、裳階(もこし・装飾化されたひさし)があります。17メートルちょっととこぶりな方ですが、都からははずれた地にありながらも、瀟洒な感じがしました。
紅葉には少し早いようでしたが、ほのかに色づいた木々のグラデーションもまた楽しく、季節の移り変わりのありがたみを感じました。
山上からの加茂の眺め
寺から続く小道を登って行くと、このような眺望が。


薬師如来

この日は、薬師如来もおでまし。
本坊庭園

本坊のお庭。前の山を借景した庭で、自然豊かなこの地をうらやましく思いました。
秋が深まると、このお庭の紅葉は燃えるような緋色になるそうです。