京都御所一般公開

紫辰殿

去る11月12日(水)~11月16日(日)までの5日間、京都御所の秋季一般公開が行われていましたので、初めて訪れてみました。
近くに住みながら、春と秋に行われる一般公開ですが、なかなか予定があわずに御縁がありませんでした。
源氏物語の世界をすぐに頭に思い描く事ができるような、浮世とはかけ離れた建物や装飾、庭の木々一本一本に至るまでの手入れの素晴らしさ…ため息の出るような世界が塀の内にはひろがっていました。
雅やかな襖絵


庭園

ため息の後には、「維持費はいかばかりか…」と、どうしても俗っぽい事を考えてしまう自分を諌めるのに必死でしたが、この国の象徴ともいうべき場所が美しく維持されいる事に我々の税金が有効利用されるのであれば、国民としては本望でしょう!
また、日本の素晴らしい文化に誇りを持つべきだと改めて感じました。
「子々孫々の為にも、残されるべき大切な場所」。御所を拝観し、その感を強くしました。
月輪未生流 素敵でした 牛車

さて、びっくりした事に、拝観無料!そして、かなり多くの人でにぎわってはいましたが、広い広い御所内では、さほど息苦しく感じる事もなく、拝観をゆっくり楽しむ事ができました。
日本人として、是非一度は足を踏み入れてみるべき場所かと思います。春か秋の一般公開の折には是非、訪れてみて下さい。
御苑内

普段は静かな御苑内も、一般公開の日は多くの人でにぎわいます。御苑内の紅葉も様々な彩りが美しいこの頃です。