０９年１月１０日のTBS『日立 世界ふしぎ発見！』は、ブータンでした。
ブータンに魅了された者の一人として懐かしく、民営化はうまく進むだろうかと少し心配しつつ、新国王の凛々しさに魅了され、一時間弱でこの国の素晴らしさをどう伝えるのだろうと思いながら観ていました。
結果……懐かしいブータンの風景にも（ハンサムな国王様にも）見入りましたが、何よりも、一番に印象的だったのは、ミステリーハンター（ふしぎ発見！ではリポーターをこう呼びます）の諸岡なほ子さんの心の底から笑っている、こちらまで幸せな気分にさせてもらえるような“笑顔”でした。この笑顔だけで、かの国がどのような所か、そこに住む人々がどのような人々かを大いに伝えていた感があります。
私も、普段写真であまり笑いませんが、ブータンで撮った写真は、意識せず撮ったはずが、満面の笑みなのです。
小学校以来のこの番組のファンで、毎回興味深い内容で、ほぼ欠かさず観ている私ですが、なんだか今までで一番素晴らしい表情をしていたミステリーハンターなのでした。
余談ですが、世界ふしぎ発見！には欠かす事のできない存在である“ミステリーハンター”。
小学生だった私は、世界各国に対する好奇心もかなり旺盛な方で、将来このミステリーハンターになりたいというおそれ多い思いを抱いた事が一瞬だけありました。
が……、すぐに気づいたのです。「知的で、顔やスタイルはモデル並み。その上お茶の間の皆さんに好印象を抱かせる愛敬、ユーモアまでもがなくてはならないのか。無理だな（あっさり）」と。
大人からみると小学生はまだまだ子供かもしれませんが、案外大人が思っているよりも冷静に判断ができるものなのだなぁと今になって思うのです。
