映画 ”禅 zen”を見て


映画 

このブログでも既に二度、12/8と12/24でとり上げていた、映画「禅 zen」を封切り直後に見に行った。
京都でも1つの映画館でしか公開しておらず、それも1日3回。だが、それほど混むこともないだろうと、お昼すぎの時間帯の放映分へ1時間前に行ってみたのだが、なんとチケットは既に売りきれ。
休日にわざわざこの映画を見ようと出かけてきたのに、このまま帰るのも……と思い、夕方6時半からのチケットを買い求め、時間つぶしをして、再度夕方に映画館へ。
10分前になっても、比較的席は空いたままだと思っていたら、直前になって、一気に満席になってしまった。自分も含めてだが、暗い中でも剃髪した頭がちらほら見える。やはり僧侶、特に曹洞宗のお坊さんが多いのであろうな、などと思っていた。
さて、映画の内容についてであるが、まだ公開されたばかりだし、これから御覧になろうとしている方も大勢おられるだろうから、ひとまずここでは感想は差し控えておこうと思う。
キャスト面でいえば、天童山の老典座役の笹野高史の演技がよかったと思う。すばらしい禅僧の姿だ。
タイトルが「禅 zen」であるから、一般的には曹洞禅と臨済禅の違いはご存じない方々も、これを見て、いわゆる禅の宗旨とはこのようなものだと感じたりされるのであろう。
しかし、この映画の曹洞禅と、我々臨済宗とは、同じようで違う。そのあたりのことも後で少し書きたいとは思っている。
東京国立博物館 『妙心寺展』本日より!
妙心寺展