英訳 『納棺夫日記』

おくりびと

昨日、邦画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を取った。意外というのが大方の反応だったらしいが、私は至極当然だと思った。極めて完成度の高い、凄い映画だったからだ。もちろんアカデミー賞を取らなくても、間違いなく映画史に残る作品だと思っていたけれど、受賞のニュースを見てやはりとても嬉しかった。
青木新門さんの『納棺夫日記』が出版されたのは1993年だが、2002年には、以下のように英訳も出ている:
Coffinman: the journal of a Buddhist mortician by Shinmon Aoki,
(translated by Wayne S.Yokoyama)
翻訳は、花園大学の英語教授、横山ウェイン先生。日系3世の横山先生は日本語もすこぶる堪能で仏教関係の翻訳も多い。発行はBuddhist Education Centerである。
映画が世界に進出したのだから、映画の元になった『納棺夫日記』も是非世界の人に読んで頂きたいと思う。
○英訳『納棺夫日記』はこちらから入手可能です。
○また中国語訳も出ているようです。
『納棺夫日記』淨覺訳、香港法雷念佛會発行、2003年
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セイタカアワダチソウ -青木新門『納棺夫日記』より-
映画 “おくりびと”