雲南省の中西部にある大理は、海抜2000メートルの高地にあり、13世紀まで大理王国の首都として栄えた町である。
じ(さんずい+耳)海と呼ばれる人間の耳の形をした湖と、19の峰が連なる蒼山とに囲まれる。年間を通して温暖な気候に恵まれ水も豊富で農業が盛んである。日中の日差しはかなり強いが、心地よい風が肌に気持ちよい。風の町とも呼ばれるらしく、山の頂には風力発電の風車が回っていた。
ガイドの話によると、町の中が綺麗なのは、一日中吹く風がゴミを掃除してくれるからだという。
雲南省は少数民族が多い地域だが、大理はその人口の大半を白(ペー)族が占めている。
白族はその名の通り、男女とも白を基調とした服装が特徴である。
今回この地を訪れたのは、禅文化研究所が事務局を務める日中臨黄友好交流協会と、大理にある崇聖寺とが結んだ友好寺院締結を記念した式典に参加するためである。
これから数回にわたり訪中で訪れた地を紹介してゆきたい。
南北の長さ41kmの湖。透明度が高く淡水魚が多く生息する。
白族の女性。頭に巻き付ける白い羽飾りが特徴的。
白族の男性? スノーマン? いえいえ禅文化研究所のT局長でした…。