見渡す限りの菜の花畑 -カンザキハナナ-


なぎさ公園の菜の花畑

滋賀県守山市の琵琶湖畔、なぎさ公園には、毎年、寒さに強いという菜の花「カンザキハナナ(寒咲き花菜)」でいっぱいになる菜の花畑がある。
琵琶湖大橋から湖周道路を東へ1キロほどのところにあるので、お近くの方はドライブで立ち寄られては如何だろう。
車を降りると、むっとするほどの菜の花(アブラナ)の匂い。花の息吹を感じるようだ。



青空に映える菜の花

2月後半に撮影したのであるが、もうピークは終わっているというものの、この美しさ。
見渡す限り一面の黄色に心を奪われてしまいそうだ。
このブログ記事が投稿されるころの、ブログ禅のヘッダ画像も、この時の写真である。
菜の花の原種は、西アジアからヨーロッパの大麦畑に生えていた雑草だそうだが、中国に渡り、日本には弥生時代以降に栽培作物として入ってきたらしい。
ただ、このカンザキハナナもそうだが、現在育てられている菜の花は、セイヨウアブラナという、西洋の品種だそうだ。明治時代に入ってきたものらしい。
 ♪ 朧月夜(おぼろ月夜) ♪
  菜の花畑に 入り日薄れ
  見渡す山の端(は) 霞(かすみ)ふかし
  春風そよ吹く 空を見れば
  夕月(ゆうづき)かかりて におい淡し
  里わの火影(ほかげ)も 森の色も
  田中の小路を たどる人も
  蛙(かわず)のなくねも かねの音も
  さながら霞(かす)める 朧(おぼろ)月夜
この畑の向こう側には琵琶湖があり、その対岸に見えている山が比良山。頂上付近には「琵琶湖バレイスキー場」があるのだが、今年の雪不足に泣かされていることだろう。雪はもうほとんどない様子。

雪もなくなりそうな比良山