一言主神社 -奈良県御所市-

御神木
一言主神社の御神木 イチョウ

九品寺から、まほろばの里の風景を楽しみつつ葛城古道を進むと、一言主(ひとことぬし)神社へと辿り着きます。
不思議な名前の神社だな…と思われませんか?
こちらは、全国の一言主神社の総本社で、祭神の一言主神は「悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言い離(はな)つ神である」と、古事記に登場します。
一言のみ願いを叶えてくれるという事で、地元では「いちごんさん」と親しみを込めて呼ばれ、お参りの際は共に参る人とも言葉を交わしてはいけないそうな。
言葉を発しないまま、また共にお参りした人の言葉も聞かないままにお参りをすると、なかなか神聖な心持ちになり、神社や土地の持つパワーを確かに全身に感じられるようで、“この願いをどうか”と思う一言のみを神様にお願いし、神社を後にしました。


一言主神社 御神木

樹齢1200年以上という御神木のイチョウ。どこからどう見ても「神様だ」としか思えないような木でした。
枝の端までみずみずしい生命が宿っている事に感動しました。
葛城古道

葛城古道からの風景です。はぁ……ため息が出る美しい日本の風景ですね。
なんとなく落ち込んでいる人、心にもやもやがある人、是非歩いてみて下さい!スッキリするはずです。