先日(4月12日)訪れました京都御苑の桜です。
早咲きの枝垂れ桜は、現在満開の桜に目を奪われていると、もう誰も桜と気がつかない程に緑のみずみずしい葉を勢いよく身にまとっていますが、八重の桜や紅枝垂れが満開の見頃を迎えていました。
約1ヶ月にわたり我々の目を楽しませてくれた桜も、もうそろそろ終わりをつげる頃でしょうか。
なんとなく心寂しい気もしますが、そんな思いも束の間、このところの暖かさで、もみじなどの新緑がまばゆいばかりです。
さて、下記の日程で、普段は固く門を閉ざされている御所内が一般公開されるようです。
日本文化の真髄がここに…と思える御所内は、細やかに手入れされた木々1本の美しさを見るにつけても価値がある…と思えるくらいに素晴らしいものです。屏の外から見ていても、松の立派な枝ぶり、木々の手入れの素晴らしさに感動するほどです。宜秋門などの檜皮葺きを見ても、こういった事ができる職人さんがいらっしゃる事を思い、嬉しくなります。
日本人である事の喜び、日本の誇り、文化への理解をいま一度。是非お運び下さい。
【京都御所春季特別一般公開】
4月23日(木)~29日(水) 午前9時(開門)から午後3時30分(閉門)まで
本年は、天皇皇后両陛下御結婚満50年記念という事で、普段公開されないような御殿なども特別に公開され、御結婚に関連した展示などもあるようです。楽しみです。
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