京都御所 春季特別一般公開

美しい松の木

京都御所、春の一般公開にでかけて参りました。
前回、初めて秋に訪れてから、王朝絵巻さながらの世界に魅了され、飽きずに今回も。
あいにくの雨にも関わらず、多くの人が訪れていました。
さて、皆さんは御所や京都御苑といえば、まず何を思われますか?
普段、自転車で御苑内を通り抜けさせていただいている私は、松の美しさが非常に印象深く胸に焼き付いています。いつ通っても必ず、「なんて美しいのだろう」と見とれる荘厳な美しさが1本1本にあります。
そういうわけで、今回は宮内庁職員の方に色々と質問させていただきました。
まず、御所内にはだいたい700本以上の松が植えられているようです。そして、御所内の庭木の世話は、宮内庁の技官である庭師が2人専属でいらっしゃり、毎日手入れをされていらっしゃるのだとか。
しかしそれでも足りない為、京都の造園会社から3人ほどのヘルプが必要だそうです。
また、松の春先の芽積みや、成長が止まった時期に行われる剪定の際には、その年の予算にもよるそうですが、20~30人の庭師が入り、どんなに高い松の上にも登り、作業をされるとの事。
なるほど、美しく美しく保たれている裏には、このような大変な努力があるのですね。
その他、歴史的な事や建造物に関しても、非常に詳しくご説明下さいました。是非皆さんもせっかく足を運ばれるのでしたら、宮内庁職員の方に色々とお尋ねになる事をオススメします。とても詳しくご教授下さいます。
霧島躑躅が満開


桜図
原在照の桜図。

月輪未生流による生け花
皇室ゆかりの寺の流派による生け花がいつも飾られます(御室流・嵯峨御流・月輪未生流)。
今回の私の一番好みは、月輪未生流です。

ご成婚パレードの際の馬車
ご成婚パレードの際の馬車も展示されていました。

美しい造形 飛香舎前の南天
飛香舎前の南天に惹かれました。

緑いろいろ
一色で“緑”と表現していますが、緑もいろいろですね。美しいです。