久々の比叡山延暦寺

根本中堂へ

実はまだ両親が参拝した事が無い!との驚愕の事実が判明し(関西人の場合、近すぎていつでもいける…と、まぁこんなもんです)、比叡山延暦寺へ参拝してきました。
京都市内は35℃を記録したこの日、さすがは比叡山上です。26℃と風が心地よく、たくさんの参拝者が訪れていました。
私は大学生時代、そして天台宗開宗1200年慶讚 臨黄合議所大法要の際にお仕事で行かせていただいて以来です。
お参りとは、その時々の自分の心境や成長によって、行く度に違う感動があったり学びがあったりするもので、やはり、まるで記念行事のように“1度行けば終わり”ではないのだな…と改めて思いました。
両親などは、日本において枝分かれした仏教の各宗派の宗祖や高僧の多くがこちらで学んだ事を知り、感慨深いようでした。


根本中堂

さて、諸堂をめぐる途中、たくさんの方が並んで鐘をつかせていただいていましたが、見ているとその人が出ていて面白いものです。
とても控えめな方、力の入れ加減抜き加減を絶妙にわかっている方、そして誰よりも大きな音を鳴らしたいとめいっぱい突いて、最後には自分を支え切れずに撞木(しゅもく)の綱に振り回される方…。
何事も欲を出すもんじゃあないな…と思ってしまいました。
それにしましても、根本中堂の美しさはいつ見ても圧巻です。
これからは、比叡のお山に点在するもろもろのお堂を参拝したいと願ってこちらを後にしました。
紫陽花_比叡山
あじさいがちょうど見頃でした