滋賀県多賀町を通りかかったら、蕎麦の花がとてもきれいに咲いていた。
今までこのあたりではあまり見かけなかったし、普段は水田である場所らしいから、どうやらこれも転作の一手段らしい。
蕎麦の花のきれいなところを探して、車でうろうろとしていると、ふと、なにやらいわれのありそうな大樹がある。
近寄ってみてみると何やら看板がたっていわく因縁が書かれているようだ。
写真では見えにくいので、下記に再掲してみよう。
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滋賀県指定自然記念物
名称:多賀大社のケヤキ(飯森木)
通称:女飯森木
所在地:犬上郡多賀町大字多賀924番地
幹周:9.75m 樹高:15m 樹齢:(推定)300年以上
元正天皇(715-724)の病気平癒祈願にケヤキで
杓子が謹製された。その残り枝を地に挿したもの
が大木になったと伝承されている。
東側の木を男飯森木。西側を女飯森木と呼ばれ、
「お多賀杓子と飯森木」の言い伝えで親しまれて
いる。
女飯森木の樹齢は不詳であるが相当な古木で、
ケヤキとしては県下最大級である。
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古木の根本には、彼岸花が所狭しと咲き乱れていた。