伊吹山登山の目的は、以前、夏に登ったときの花畑の美しさに魅了されたからだった。
ところがじつは、この時期の頂上付近の花畑には、もう花など咲いていなかった。残念。
ただ、登っている途中、折々見ることのできた小さな野花や植物を、ファインダーにおさめてきたので、お見せしたい。
リュウノウギク
オオハナウド
イブキトリカブト
なにの実?
信州霧ケ峰八島湿原で見た赤い実と同じ実か
秋を感じさせる黄金色
眼下に広がる琵琶湖は、銀色に光って、そこに雲が影を落して、なんとも荘厳な美しさにしばし心を奪われた。母なる湖、マザーレイクと呼ぶに相応しい大いなる景色ではないか。
伊吹山は古くから霊峰とされ、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が山の神との戦いに敗れ傷を負った場所という神話もある。
帰りに空を見上げると、雨の気配はまったくないのに、雲が虹色に光っていた。自然は本当に美しい。
【第8回 西村惠信所長と行く“禅と文化”の旅 参加者募集中!】