第8回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅1 -紅葉の永源寺-


向こうにはどんな世界が……

11月13日、恒例の“禅と文化”の旅を無事終える事ができました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
行程はこちら
この日は、心配された雨も、永源寺にて美しい錦に喜々としつつ歩みを進めるうちに、いつのまにやらやんでいました。門の手前から既に皆さんの歓声があがります。
さて今回永源寺では、教学部長さんに様々な伽藍をご説明・ご案内いただきました。ありがとうございました。
私どもも含め、皆で、この山奥にある臨済宗本山の事について、お勉強させていただきました。
永源寺の三門
この上に登ってしまうわけです!

さて、私自身も楽しみにしておりました、まずは“三門参拝”です。こちらの三門には、釈迦三尊と十六羅漢様が祀られています。普段公開される事はありません。今回、お願いをしたところ特別に許可をいただき、入れていただける運びとなりました。
階段を登ると、またまた皆さんの歓声が。美しい紅葉を三門の上より間近に、また眼下に楽しめ、こちらだけでも「来た甲斐があった」と仰る方もいらっしゃいました。
三門内より
三門上より間近に見る紅葉


三門をあとにして、お次はこちらも公開はされていない庫裡内にいらっしゃいます、開山寂室禅師の塑像を前に、皆で大悲咒をお唱えしました。

板の説明を惠信先生よりうかがう 修行僧も紅葉の美しさを垣間見ているのでしょうか

そしてお次はなんと、禅堂にお邪魔できるとの事。
雲水が寝起きをしている建物です。まさに、柏布団一枚分が雲水1人に与えられた場所。修行の厳しさを思い、皆さん真剣に禅堂内部をご覧になっていました。
禅堂にかかる扁額は、十代管長、ドク鳳圓逸(獨のへんとつくりを入れ替えて、けものへんを犬に換えた獨の異体字・大漢和20726)老師揮毫で、「木衆堂」です。
法堂
法堂

そして法堂。正面には、後水尾天皇がご寄進された釈迦、迦葉、阿難の三尊像が安置されています。
つづきはまた明日……。